当院の特長

整形外科、リハビリテーション、ボトックス治療

整形外科

整形外科の診察の様子

<当院整形外科の特徴>
1. 超音波画像診断
当院にはMRI設備がありませんが、整形外科では比較的珍しい超音波装置による画像診断を取り入れています。病院に来られたその日にその場で、一緒に画像を見ながら病態把握をすることが可能で、MRIを要する場面を最小限としています。
2. 骨粗鬆症対策
高齢化の進む天塩町では骨粗鬆症対策は最も重要なテーマの一つです。おひとりずつ重症度も、骨が弱くなる背景も異なりますので、年齢や通院の負担なども考慮してお薬の選択を行っています。骨量回復効果の高いテリパラチド治療もすでに40人以上の方が実践されています。
3. リウマチ診療
今日のリウマチ治療では、安定期に入るまでは副作用が生じていないか細やかに点検しながら投薬内容を調節する必要があり、札幌・旭川に出向いて治療を続けるのは大変な労力となります。当院では2017年から基本的な治療の導入や検査を当院で実施できる体制を整えました。遠方への通院にかかる時間や費用の大幅な負担軽減ができます。なお活動性が非常に高いケースでは専門医への紹介も随時行っています。
4. ギプスの使用を最小限に
2017年6月より装具士が定期的に来院する体制を整えました。これにより治療用のサポーターや装具が当院で入手可能となり、ギプス固定が不要になったり固定期間短縮が可能となりました。都市部と変わらない治療が受けられるようになっています。
5. ボトックス治療
脳卒中後の痙(けい)縮(しゅく)(うでや指、足の関節が固まって動かしにくくなること)に対する治療としてボトックス治療が医学的に推奨されています。固くなった筋肉にボトックスとよばれるお薬を小さな注射で治療するもので、治療後にリハビリも行なうことで関節を動かしやすくなります。都市部でしか受けることができないものですが、当院では世界的に推奨されている標準治療を地元で受けることができます。治療後のリハビリを入院で行うことも可能なため、町外の方もご相談に応じています。
6. スポーツ障害への取り組み
私自身、整形外科医である以前に体を動かすことが大好きです。膝の故障にも苦しんだ実体験から、トレーニング理論やスポーツ障害予防はお役に立てる分野です。当院では、ケガに至る前に自分の身体機能の特性に気づき、改善に取り組めるよう理学療法士とプログラムを構築しています。

2017年2月広報掲載の整形外科の案内はこちら

リハビリテーション

リハビリの様子

当院では2016年整形外科医着任後、リハビリテーションの充実、機能強化を推進しています。リハ機器の更新を順次進め、リハビリカンファレンスを定期的に開催して、ひとりひとり異なる目標に向けて身体機能を高めるお手伝いをしています。長期間入院となられた方では、退院前後に理学療法士が直接ご自宅を訪問し、生活動作に支障がないか確認をする訪問指導も積極的に行っています。

地域包括ケアにおける介護領域でのリハビリテーションにおいても積極的に役割を果たすべく平成30年度より理学療法士1名増員し、施設基準(II)を取得してより充実したリハビリを提供しています。

現在の施設基準:運動器リハ(Ⅱ)、脳血管等疾患リハ(Ⅲ)、呼吸器リハ(Ⅱ)、廃用症候群リハ(Ⅲ)

平成29年5月号 「リハビリ制度の改革とその対策」はこちらから

ボトックス治療

2016年3月より、ボトックス治療を開始しました。適応となる疾患は下記の通りです。

  • 脳卒中後の上肢痙縮・下肢痙縮
  • 原発性腋窩多汗症

治療のご相談は、整形外科 橋本院長の診察をまずお受けください。

診療時間のご案内はこちら(クリックすると診療体制へ移動します)をご確認ください。